立春を迎え、松岡家のお雛様を何年かぶりに飾りました。
本当は7段飾りの大きなものですが、さすがに場所もなく、
親王飾りと静岡の地場産業であるお道具だけを床の間に。
このお雛様、35年ほど前のものですが、お道具の引き出しは全部あけることができます。
精密な静岡の伝統的なひな具の技術が結集されてます。
ミニチュアの家具を作るためには独自の木工機械が必要で、
静岡型の昇降盤という、ベアリングが小さく、
内径が19.05mm、3600回転の静岡独特の機械がありました。
この昇降盤に外径150mm、厚み1分=3.03mmの溝突きカッターを取付、板を加工して、
小さな箱を作り、タンス、長持、鏡台のひな具を作っていました。
面取り用のカッターも小径物で、薄く、精密だったとか。
今ではほとんどひな具用の刃物が受注表に出てくることがなくなり、
ちょっと残念ではありますが、輪島の塗物用や
箱根の寄木細工用にアレンジされ、全国で使用されています。
ドールハウス用としても、このノウハウは十分お伝えできます。
静岡の地場産業が培った技術、ぜひお問い合わせください。
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切削工具のパイオニア 株式会社松岡カッター製作所
木質材料加工用・環境リサイクル用・樹脂加工用
研削加工・食品用・面取用・各種切削工具製造します。